エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

よその部署の余計な仕事に巻き込まれて、こんなやつらにも製品の利益から給料が払われてるのかと思い、会社がイヤになった。

人事に呼ばれて会議に行った。社員の健康増進のために始業前に体操する活動を行うそうだ。

人事の言い分としては以下。
体操はやった方がいいでしょう。いい活動は広めていきましょう。まずやってみましょう。

そのために、私を含めて各職場の若手から数人呼ばれたらしい。強制はできない活動であり、広めるために協力してほしいそうだ。

やめてほしい。余計なことに巻き込まないでほしい。自己管理でいいやん。

少し反対してみたものの、全社的な動きであり、止められそうにない。渋々参加した。

さて、この活動には問題がある。弊社は部署により、始業時刻が異なり、遅番の人たちに合わせて体操を始めた場合、早番の人たちはすでに勤務中なのだ。よって、早番に合わせて体操用の音楽を流すことになる。そうなると、遅番に対して音楽を流すタイミングがないのだ。遅番で勤務する人間は弊社の半数を超える。彼等には体操を広める手だてがなくなってしまう。

この問題は解決していない。実を言うと、私は解決に興味はない。この問題に対して議論する過程で出た、人事の発言に私は耳を疑ったのだ。

始業後30分くらいなら大した業務をしていないから音楽を流してもよいのでは?
ばかを言うな。打ち合わせもやるし、設計業務も行っている。海外や工場とのテレビ会議や電話会議は朝一からやることも多い。逆に人事は一体何をしているのだ。

問題は残ってるけど、まずやってみよう。
ばかなのか。明らかな問題があることを知りつつ、前に進むなんて思考停止じゃないか。そんないい加減なことに人を巻き込むな。考えない人間は嫌いだ。

こんなことも仕事の一部なのかと思うといやになった。必死で設計した製品から生み出される利益が、こんな人達を食わすために使われてることを思うとげんなりした。

いらいらしたので書かずにはいられなかった。