エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

今年の残業時間を計算してみる。そこから今の環境を判断する。

あと1日で今年も終わりです。奥さんの実家で過ごしております。

さて今年もよく働いたということで、どのくらい働いたか計算してみたいと思います。特に残業時間を。今年の残業時間は…400時間なり(休日出勤も含む)。もちろん36協定は遵守しております。

月計算で33.3 時間です。ん?意外と少ないぞ。実感はもっと多いです。以下その理由を3点。

①波がある…がどっちも忙しいから
残業しなければいけない時期は製品の開発日程と連動します。年間の残業枠には上限があるため、残業を抑える月を作らなければいけません。よって、月の残業時間は20時間だったり、60時間だったりします。ところが仕事量は残業抑えようが増やそうがやりきれないレベルで存在します。よってどっちも忙しい。

②自己啓発時間多いから。
仕事とグレーゾーンでつながる自己啓発の時間が多いです。これは当然ながら残業時間に換算されてません。昼休みとか始業前とかこの辺でかなり自己啓発をしています。感覚としては仕事してる感覚に近いです。よって、働いてる時間は長い気になります。

※あくまで仕事ではなくグレーゾーンね。仕事っぽいこと。周りから見たら仕事じゃね?とかなるかもしれない自己啓発ね。

③家でも仕事のこと考えてるから
仕事が頭から離れない病なので、休日も仕事のこと考えてます。だから、感覚としては仕事してる感覚に近くなります。

以上の理由でもっと働いてる気になってるんですね。


ここで残業時間が意味することを考えましょう。

◆金
第一はこれでしょ。残業できない部署の同期と比べ、年間で80万程度多くもらってることになります。年収で80万の違いは大きいでしょう。残業代ないと毎月赤字ですから。

◆経験
次に大きいのはこれ。仕事は経験から学ぶことが多く、やってみたからできるようになることが多いです。年間で400時間経験値に差がつくのはかなり大きいと思います。例えば残業しない場合と比べて、3年で1200時間以上多く働くことになるわけです。日数換算に直すと150日以上多く働いたことになります。この差はでかい。

◆しんどい
やっぱりそんだけ残業すりゃしんどいよ。家族と過ごせる時間は少なくなるし、精神的にも肉体的にも余裕なくなるし、ヘトヘトです。私は凡人なんで家族も仕事も全力だぜ!みたいなんできねーす。

さて、以上を振り返って考えましょう。
1人前の設計者になることを目的とするならば、まだペーペーの自分には今の環境は最高であろう。

家族と過ごす時間を第一に考えるならば、あまり良くない環境であろう。

金銭的に余裕ある暮らしをするならば、今の環境はなかなか良いだろう。

目的をどう設定するかで、今の環境をどう捉えるかが変わります。結論を言うと、私の今の目的は1人前の設計者になること、そこそこのお金を稼ぐことであります。よって今の環境は恵まれていると判断します。


なんしか金とスキルは大事と思うんよね。以上、年末振り返り特集でした。