エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

新入社員のみなさんに、社会人4年目の私が贈る、アドバイスのようなもの

自分もついに社会人4年目に突入します。エンジニアとして3年働いてきました。さて、明日は4月1日。新年度の始まりです。ということで、新米エンジニアに贈るアドバイスのような、ただのおしゃべりのような話。

まず、社会人は忙しいです。基本的にみんな忙殺されてます。周囲から見たら大したことない仕事でも当人にとってみれば大変な業務の場合があります。先輩には先輩の仕事があり、上司には上司の仕事があります。新人を育成するのも業務ではあるものの、それは数ある業務の一つに過ぎません。つまり、あなたなんかに構ってらんない。納期>>>新人の育成。なんでもかんでも質問するでない。察するのだ。

次に仕事は泥臭いです。設計にかっこいいイメージを持つのは間違いです。交渉ごとも多いし、打ち合わせも多いし、その準備も多いです。そして必要な情報は用意されていません。自分の足で集めましょう。しかし、資料を求めるのは正解ではありません。特に最新の情報は設計者の頭の中にあります。怖い先輩や上司でも話に行きましょう。自分の業務もひとつひとつ組み立てていくイメージを持ちましょう。

そして雑用は多いです。新人に大事な仕事を任せるわけがありません。必ず雑用をすることになります。ここで心がけて欲しいことがあります。雑用を確実にこなしてください。ここでは正確性がものを言います。わからないことを先輩に確認し、自分の雑用に間違いがないことを自分で確認し、雑用が終わったら先輩の意図に沿った結果になっているか先輩に確認してください。くれぐれもいいかげんな仕事をしないことです。正確に雑用をこなすことができればすぐに設計業務が回ってきます。多少時間がかかってもよいです。正確に仕事をする。これが信頼につながります。

最後に、気にしないことです。新人が完璧に仕事をできることはありません。ミスがあったら原因を突き止め、次に活かせばよいのです。しょんぼりする必要もなければ気にする必要もありません。また先輩や上司もいろいろアドバイスをくれるかもしれません。覚えておく必要はありません。毎日会社に行くのですから、必要なことは必ず覚えます。業務時間は業務に集中し、定時が来たら仕事のことは忘れましょう。

1年目はこんな具合で十分です。3年目に入ったくらいで周りが見えてきて自分のやるべきこともわかってきます。もし自己啓発したい方や上のアドバイスだけでは不安な方は、運動でもしてください。体力はあるに越したことはありません。

さていかがでしたか。エンジニアとして3年間、ときには死にたいなどと思いつつ、なんとか働いてきたぺーぺーから贈るアドバイス的なものでした。