エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

設計者のパフォーマンスが悪化することの意味を体感中

■夏風邪
入社後初めて風邪をひいた。原因は、生活リズムの乱れと睡眠不足である。体がだるく、頭痛が激しい。咳も出る。

しかし、社会人は会社に行かねばならない。今は忙しい時期なのだ。自分の代打はいないのだ。
(もし休んだ場合、同じ課の人に自分の業務もやってもらうことになる。現状、そんな余裕のある人はいない。応援を頼んだとしても引継ぎに時間がかかり、納期に間に合わない。)まあ、ホントに休んだらなんとかなるのが大企業かもしれんが自分の立場はなくなる。

■会社に行く 最近の仕事
具体的な業務は、納期前の書類作成である。簡単そうに聞こえるが、侮ってはいけない。作成する書類は膨大な量である。またそれに伴うシステム操作も大変なものである。

作成の流れを簡単に。
ベンダーさんに協力してもらって書類を作成する。関係各所への確認を依頼する。せかす。1発では通らない。フィードバックを反映し、ベンダーさんとまた書類作成。確認を依頼。せかす。このループを繰り返して、書類を作成後、上司ansもう一つ上の上司に承認を得て、書類をGO!→工場へ。

このためのITシステムが存在し、こいつがまためんどくさい。新しいシステムなので操作法の達人もおらず、システム関連の部署に問い合わせも行う。

■責任
たかが書類。紙っきれ。こいつらが恐ろしい。
設計が1文字間違えるとその損失は計り知れない。
間違った書類を元にベンダーさんや調達担当や工場が動き出してしまう。人やモノが動くと金が動く。ン十万?ン百万?ン千万?

だからと言って確実な仕事を重視して納期に間に合わないとそれも損失につながる。納期に合わせて準備している人がいたり、モノがあったりするのだ。

自分の仕事にはかなりの責任が伴うことを実感した。損失を出したかといわれると…ごめんなさい。


■必要なのは集中力とその持続

責任の重い書類の作成と迫る納期。
1日中、同じような書類と格闘している。ただ微妙に違う。システムの操作も微妙に違う。微妙に違う点を間違えると多大な損失に繋がる。そして納期は確実に迫ってくる。

求められるのは仕事を速く正確にこなす能力。
そのためには集中力とその持続が必要。

■そんなときに夏風邪

で、最初に戻る。集中力が欠け、注意力が散漫になっている。
書類の処理に手間取る。システムの操作でミスをする。ベンダーさんに伝え漏れがある。関係各所に確認不足も。

決定的なミスはなくとも、小さいミスが重なると時間を浪費し、ボディブローのように効いてくる。納期に間に合うかどうか綱渡り状態で日々を過ごしています。けっこうな負荷だわ。

■体調管理は大事です
結論はメッチャ当たり前のことです。身体が資本なんです。設計者のパフォーマンスが落ちると会社に与える損失はでかい。肝に銘じておきます。

今回の反省を踏まえ、標語を作った。
「生活リズムを維持しよう。ちゃんと寝よう。」
小学生の夏休みか。成長してないんだなあ。

■まとめ
設計者のパフォーマンスが落ちると会社に与える損失はでかい。
ゆえに体調管理は大事。