エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

転職体験って生存者バイアスがかかっている気がするので失敗例をさらす

転職してから仕事でうまくいったことがない。おまけに転職先もいまいちだ。

転職の失敗談は成功事例よりも少なく、バランスが悪い気がするので書いておく。

 

・上の人と合わない

転職のリスクはこれが大きい。直属の上司が面接官のケースはおそらく少ない。また指導員的な立場の人と合わなければ苦痛で仕方がない。現状指示をあおぐ人は性格的に合わないのかうまくコミュニケーションが取れない、求める内容もよくわからない。自分のスキル不足も大いにあるけれども合わないのは苦痛。

 

・前職と近いようで異なる業務内容

同じ組み込み業界、電機メーカーなんだけどそうは言っても製品ジャンルは広い。デジタル回路やファームウェアなど確かに近いのだが、違うもんは違う。新規の知識やスキルが必要なので大変。面接のときは面接官から丁寧に説明を受けて、近そうと思ったんだけどそれはまやかしに過ぎなかった。

 

・何をさせたいのかわからない

与えられる業務がブレブレ過ぎて自分に何をさせたいのかわからない。仕事を振る方もおそらくあまり考えてなくて、いろいろやらせて何かこいつにヒットすればいいやくらいな程度。なお工数は考えられてない。

 

・業務時間外でも仕事する空気がある

パソコン持って帰って仕事する空気がある。それ前提でスケジュール組まれてる気もする。サビ残はしたくないから苦痛。

 

・開発費ない

赤字会社で思ったより入る前に思ってたより赤字なので開発費ない。下期はホントにない。予定外の出費は1万円でも「あ?」て感じ。

 

・給料下がった

ボーナス低い。入社前に提示された額よりかなり低い。業績悪化のせいか?査定が低かったか?説明がないんだけど。モチベーション下がるに決まってる。

 

・先行き不安

会社の調子悪い。赤字だとどうせ自分ががんばってもという気になりがち。黒字(前職は黒かった)というのはそれだけで活気があった。

 

・平均年齢高い

50代ばかりなので下っ端。下は入ってこないのでずっと下っ端であろう。苦痛。

 

・(仕事うまくいかない理由に自分のせいもある→)自分には専門がない

物理工学とか、アナログ回路とか、デジタル回路とかソフトとか。ばらばらにやってきた上に前職の後半はマネジメントばかりやってたために専門技術がない。専門がないというのは分野の常識や基本的な進め方が身についてないということで、仕事を任されるととんでもないポンコツっぷりを発揮する羽目になる。自分のせいだがもちろん苦痛。

 

つまり、転職したはいいが先行き不安なのです。だからといって前職であのまま生きていこうとも思わなかったし、もっと考えて転職すべきだったのか、転職してみないとわからないものなのか。今となってはどうしようもない。

 

でも、しばらくは転職カード使いづらいし、おとなしくスキルを磨くしかないのかな。