市場が成熟するということ。そこでは仕事に対するモチベーションが上がらない。(就活する前はここまでつらいと知らなかった)
私がいる業界の市場は成熟しています。
市場が成熟するとどうなるか、おそらく学生さんはあまりイメージできないでしょう。
自分も入社するまでよくわかっていませんでした。
下記のような状態となります。
・競合数社で限られたパイを取り合う。
・ユーザは機能や品質に今以上を求めなくなるため、価格競争に陥る。
・新規技術開発よりコストダウン開発が主流になる。
・開発効率向上とコストダウン以外にアピールポイントがなくなる。
・新規技術をやろうとしてもユーザの要求レベルを超えており、
頑張った割に見返りがない。
・事業部のポストが増えなくなる。
・上が詰まり、若手が昇進しづらくなる。
・新人が入ってこない。
・年齢ピラミッドが歪な形になってくる。
・どれだけがんばってもボーナスは増えないし、昇進もしないし、
製品が生み出す価値も上がらないので、モチベーションが下がる。
・上層部も含めてこの状況はまずいと思いつつ、時代の流れを変える力などない。
・でも、何かしないといけないという焦りはあるため、
リソースを割いてよくわからない技術開発を始めるものの、花は咲かない。
こうして書いてみると、けっこう悲惨です。でもこの通りです。
学生は今いいとされる企業に入りたがるが、そこはすでに斜陽産業。というのを聞いたことがあります。
会社は大きくなくても伸び盛りの業界に行ったほうが楽しいし、やりがいもあるのではないかと思います。モチベーションが低いまま、しんどい仕事を続けるのってすごくストレスです。ボーナスも増えないことがわかってるし。
自分がこの市場を変えてやるぜ!なんて話はあり得なくて、別の業界に移るほうがはるかに楽ですね。さて、どうしたものか。
↓これだよ、これ。マニアックすぎてもはやユーザは置いてけぼりなんだよ。
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