エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

組込みシステム開発技術展@東京ビッグサイトに行ってきたナリ。

世の中の大多数は知らないかもしれないが大規模なイベントが開催されているのです。行ってきました、ITweek展。お目当てはその中の、組込みシステム開発技術展。

今回初めてだったので、いろいろ見て組み込み業界の雰囲気を知るとか、組込みって何やってんだろくらいで行きました。もちろん会社の金で。ついでに一緒にやってるITweek展も視察してきました。

ITweek展に対しての所感。IT系は盛り上がっとるし華やか。組込みは人少ないけど真剣。

特にビッグデータとかクラウド関係は人多いですね。キャンギャルのお姉さんも多いし、販促グッズも豊富。この辺は世の中的にも流行ってるし、多くの人の興味を引くところだと思います。Amazonクラウド説明するプレゼンとかめっちゃ人多かった。確かに聞いてみたいよね。AWSは良いよ、使ってみなよというプレゼンでした。ざっくり。

一方、組込み方面はやや静か。人も比較的すくない。しかし、IoTとM2Mは割とにぎわってた。でも説明聞いてみるとそんなに新しいことないのかなぁと思いました。M2Mは見える化ですかね。IoTについてはあらゆるものがネットにつながるとどうなるかがわかりやすく紹介されていました。それを見てイヤだなぁと感じてしまいました。というのは、何でもかんでも管理対象にしたくないと思ったからです。例えば自宅の玄関を入ると自動でエアコンが作動して快適な温度にしてくれる。そこまで楽したいのか?例えば子どもがベランダに出ると警告を発してくれる。めんどくさい。出れないように鍵を工夫しておけばいいじゃない。身体が疲れてると思えば測定結果を出してくれる。運動不足です、と。わかってるよ、うるさいなと思う。毎日続くといやだろうなと。何でもかんでも管理されたくないような気がしませんか。家にいるときくらい自分の自由にさせてくれよ、と。IoTは考えないといけないと思う。洗濯機がネットにつながるメリットはあんまないと思うし、炊飯ジャーがネットにつながって外部から操作できても米研いでないと炊けません、じゃ意味ないし。つながるべきものはつながり、そうでないものはモノで完結していいんじゃないかと思うんだけどね。

さて組込み展はあんまり人多くないんだけど面白かった。車載用や工場用なんかが多いので、堅牢性や動作保証がしっかりしてるイメージ。しかし、実は設計者が欲しいのはとにかく安いモノだったりします。その辺は聞いていくと出てくるブースもあればやっぱり高いねというブースもあって。組込み系は技術的に何が優れてるかわかるのと、コストの相場を知ってるのが良いです。

酔ってるのでこの辺で。
展示楽しかったのでまたいきたいです、非常に刺激になりました。社内にいると知らないことが多すぎるし、閉じこもりすぎな感がありますね。つーか組込みシステム知らなさすぎだろ、俺。定期的に行きたいものです。個人的にはHWの展示とかもっと見たかったかな。