これができたらすげーよ!おもしれー!っていうのがないんじゃないかな。
エンジニアなんて何か作ることが好きでしょーがなくて、作ったものを他人に見せて、「すげーっしょ!これ俺が作ったんだぜ!どや!」て自慢したくて、「すげーなおまえ!天才やん!」て言ってほしくて、それを思い描きながら、自分のひらめいたことに対して「やべー!これできたらめっちゃすごい!超面白いこと考えちゃった!これ世界変えるね!」て勝手に熱くなって、居ても立ってもいられずに妄想が膨らんで「こんな風にやったらできるはず。でも、ここはこんなんなるから難しいかも。いや、あーすればいけるっしょ!」で頭の中で設計図作り始めちゃう。それがあらかたできそうだったら、もう止まらない。作りたくてしょーがない。で、実際にやってみると色々問題出てきて思ったようにはいかないんだけどできたらすげーと思ってるし、問題に没頭しだすと頭ん中それでいっぱいだし、思いついたアイデアをどんどん試すのが楽しくてしょーがない。うまく解決できたりなんかしたら、ハイになっちゃって「俺ってば天才!」なんて思えてきちゃってなおさら楽しくてしょーがなくて寝るも食うのも時間がもったいなく思えてきて、「別に身体壊してもいいから今はこれやってたい!」と思える。エンジニアつーのはそんな幸せな人種。
だと思うんだ。でも、実際には今の製品世の中に出したからって世界は変わらないし、自分の生活すら変わらないし、誰もすげーと思わないし、自分のやってるとこってごく一部だし、この製品のこの中のさらにこの部分をやりましたなんて、「俺がこの製品作ったんだぜ!」とはならない気がして。なんかあんまり
熱くなれない。
そこなんだよなぁ。モチベーションが上がらないし、めっちゃおもしろいって思えないのはそこだと思うんだよなぁ。