エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

怒られて最適化〜社風が人を作る〜

■怒られて怒られて
仕事でよく怒られます。何かする度に怒られるといっても過言ではない。書類を出しては怒られ、結果をシェアしては怒られ、検討をしては怒られています。

怒られるとどうなるか。反省します。
例えば、わからないことがあったときに
「わからないので(ゼロから)教えてください。」と言うとメッチャイヤな顔されます。たまに怒られます。
そこで、自分で少し考えて
「ここはこう思いますが、どうですか?」
という聞き方をするとしょーがねーなぁという顔をしながらも、丁寧に教えてくれます。

怒られるとリアクションを取ります。上記の例では、自分で考えることを始めました。仕事は毎日続くため、以前と同じことをするとまた怒られ、気をつけます。これを繰り返すうちに自然と怒られない行動を取るようになります。身につくんですね。

つまり、「繰り返し怒られたことが身につく」という方式が成り立ちます。これが組織に最適化されることを意味します。

組織にとって重要なのは「何を怒るか」です。
例えば上司不在のときに自分の判断で実験を進めました。検討は失敗でした。
この場合、勝手に1人で進めるんじゃない!と怒るか、実験の目的•プロセスを説明させた上で、手段を間違えてるだろ!と怒るのでは違いますよね。前者は1人で行ったことに対して、後者は手段の選択について怒っています。怒られた人がどのように考えるかは全く違ってきます。

何を怒るかは組織や人によって違うと思います。それを決めるのが社風なんだと思います。例えば逐一報告を求めるか、放任で結果だけ知るのか。それぞれ違う会社ができると思います。

社風が人を作るならば社風が続くというのも納得できます。その社風で最適化された人間は、下の人間をその社風に最適化します。そうやって社風は受け継がれていくのでしょう。就活してるときは会社なんてどこも同じでしょと思ってました。今は、そんなことないだろうなと思っています。

■まとめ
怒られて組織に最適化する。何を怒るかは社風によって決まる。社風が人を作り、人がまた社風を作る。

さて、今の社風は嫌いではないね。