エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

日程という絶対的制約

■プロジェクトの山場を迎えた
担当してたプロジェクトが山場を迎えました。本プロジェクトは新システムを確立して製品に載せることが目的でした。これまでコツコツと新システムを作ってきました。細かいところまで詰められてはいないものの、出来栄えとしてはまあまあかなと。そして有識者による判断が行われたのです。

■周囲の感触は
システムとして使えそうではあると思ってくれたようです。コストも従来より安いです。

…てことは搭載⁈僕がやってきたシステムが世の中に出るのか⁈

と思いつつシステムのプレゼン&打ち合わせを進めてました。少しドキドキしてました。

■そんな甘くねーよ
日程という壁です。
僕はシミュレーションではうまくいくことを説明しました。その点は納得してもらえたようです。しかし、期間が短かったため、ここが限界でした。実際の製品を用いての検討はほぼできませんでした。

製品搭載にはクリアすべき試験も多く、今からどんな項目を検討していくか、どれだけ時間がかかるか算出します。新システムと旧システムで時間の見積もりを比較します。

一方、製品を世の中に出すタイミングは決まっています。そこから逆算していくと…きっついね!新システムは時間的にきっついよ←結論。

■搭載でけんかった反省
時間の見積もりを立てられなかったことですね。始めからきついのはわかってました。だから、製品全体のスケジュールを考えて進めていかなければなりませんでした。

システムとして形にするために必死だったから、そこまで考えらんねーよなんて言ってもいけません。

■どうすれば載ったのか
システム的にはOKだけど日程きついからムリって悔しいので考えます。

•旧システムをうまく活用する
旧システムと被ってる部分が多ければ試験も減らせます。しかし、被れば被るほど新システムではなくなっちゃう。

•可能な日程を自分で組む
日程的に厳しいけどもできますよ。と自分で説明する。今後行う内容や必要な時間を把握して、説得できるだけの材料を用意しておく。

以上2つを組み合わせて考えるべきでした。新人やからわかんねーよ、とか言ってはいけません。載せたいならそこまでやる必要があったという話です。

■まとめ
システムOKやのに載らんて悔しいやんけー
もっと全体を把握したいわ