エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

後戻りできない

過ぎた時間は戻せません。
誰でも知っていることです。しかし、それをわかっている人は少ないのでは?

〆切は絶対やってきます。そこから逆算し、計画を立てて物事を進めていきます。しかし、なかなか思った通りには行きません。計画に遅れが生じます。さて、ここからの話。

■残り時間がないという状況で
やることは山積み!でも、残り時間はわずか!
気持ちは焦るばかり。何か行動しないと不安になります。検討せねば!設計図書かねば!と。
そこで、検討をガリガリやりました。設計図をゴリゴリ書きました。なんとか時間内にまとまりそうです。

■やべっ!
・・・と、この時点で気づくんです。
重要な検討項目が抜けているじゃないか。いやいや、それよりも今の検討は不要だったのでは?
設計図も大事なところに漏れがある。書き直しだ。

しかし、時間は戻せません。タイムアップです。質の低い設計図は、周囲への迷惑、時間と費用の損失を生み出します。後戻りできない=後戻りする時間はない のです。

■後悔
ムダな検討をしなければよかった。いきなり設計図なんて書くんじゃなかった。
まさに後悔先に立たず、です。

■対策
では、どのように対策しますか?
行動する前に考えます。
今からの行動は本当に必要か?
何のためにその検討を行うのか?
優先順位は他のものより高いのか?
実際に検討せずに頭の中で考えて答えは出ないか?
既に得られたデータから推測できないか?
結論を導き出せる人はいないか?

以上のように考えていくと、取るべき行動は洗練されてきます。必要最低限の行動で、最高の質を生み出せるように。

実際、切迫した状況に置かれると集中して考えるのは難しいです。動いている方が何かやった気になりますしね。しかし、考える。行動する前に考える。

考えたつもりでも漏れや抜けはあるもので、バチっと最適な行動を導きだすのはホント難しい。考えがあまいのかな。

■まとめ
動く前に考えます 集中して考えます