エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

仕事の進め方や境遇に悩んだときに読むべき本~西郷隆盛の遺訓集~

仕事でこんな進め方でいいのか、悩むことはあると思います。

自分も悩んでました。悩んだまま解決できずに、退職してしまいました。

 

悩んだまま悶々としていました。以下のような悩みです。

・あるポジションで結果を出した人に対して昇進させてポジションを変えるのは正しいのか

・自分の失敗をどう処理すべきか

・やる気も能力もない、うまく使えない部下への対処をどうすべきか

・自分以上に自分の仕事をうまくやる人がいる場合に役職を譲るべきか

 

有給消化中に読んだ本が、悩みを解決してくれました。

 

上記のような悩みに対して、こうあるべきだと諭してくれるのが下記の本です。

西郷隆盛が周囲の人に語った話をまとめたものです。

 

現代語訳して、現代っぽい口調に書き直してあります。

多少、ニュアンスや解釈に意訳が入ってる感じはするものの、エッセンスを読み取るにはこれで十分かな。

 

下記は原文らしい。原文で読みなおすほどの時間はなく、読んでない。 

西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文 (岩波文庫)

西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文 (岩波文庫)

 

 

西郷さんはとっても大きい人間で、自分の考え方は恥ずかしくなるくらい小さかったですね。

西郷さんが言うには天に向かって仕事をすべきであり、それができていなかったのがいろいろと自分の悩みにつながっていました。

自分の解釈ですが「天に向かって」仕事をする、ということを自分の言い方に直すと、

「誰に対しても同じことが言えるか」ということなのでしょう。

そういう意味では自分は、誰に対しても言えるような進め方ではなかったと思います。日々の仕事に権謀術数を持ち込んでしまっていました。西郷翁は、身内に対して権謀術数を使うなとも言っています。その通りでした。社内政治になってしまいますからね。

 

悩みを解決するためにコンサルの本なども読んでみましたが、いまいちピンときませんでした。しかし、この本を読んで、人生の指針にすべき本に出会えたような気がします。

 

余談です。西郷南洲翁遺訓は会社の人が話しているのを聞いて知りました。このときに、サイゴーナンシューオーイクン⇒西郷、南州を行く(西郷隆盛が和歌山あたりに入った話)かと思って探したものの、出てきませんでした。南洲は号でした。みんな知ってるのかな。