エンジニアはどこへゆくのか 〜電機メーカ開発者の悩める日々~

組み込み系エンジニア。新卒でメーカに入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。1回転職した。

サラリーマンの貯金額。同期と貯金の話になって その差に愕然とした。アリとキリギリスの小噺を添えて。

現職を辞めるということで、現職の同期と飲みました。

そこで貯金の話になりました。格差に衝撃でした。

 

私は貯蓄がン十万くらいしかないです。7年間働いてそれはどうなんだとも思いますが。一方、同期は普通にン百万とかありました。これはある程度しっかりした人ならば普通のことかもしれません。ただ中には4桁万円とか言う方もいて。

 

びっくりしました。なぜそんなに貯められたか聞いた話と、勝手な推測を合わせた上で自分と比較してみます。(推測なので間違ってたらごめんなさい)

 

<同期>

・部署は残業なし。

・独身。インドア。

・入社時の住居のまま引越せず。

・車なし

・たぶん昇進してないと推測。

奨学金返済はたぶんない。

・帰宅後は時間があるので株やビットコイン等投資を行う。

 

<自分>

・部署は残業あり。年間500時間以上やったこともある。

・既婚。子ども3人。

・引っ越しは家族の増加などあり、入社時の住居から追加で2回実施。

・車2台目。

・わりと早めに昇進した。

奨学金返済あり。

・帰宅後は疲れてぐったり、最低限家庭のことをやる。投資せず。

 

さて、ここで会社からの収入を考えてみると、明らかに私の方が多いです。残業の分が全然違うし、昇進した分、給与も高い。もらってきた金額は全然違います。

とはいえ、使ってる金額も全然違いますね。車は最初400万もする外車だったし(途中で中古に乗り換えた)、引っ越しは1回でン十万なくなりますからね。さらに子ども3人の出産は遠方の実家に里帰りだったので、移動の交通費もかなりかかってます。投資も少しだけしてたことはあるけども、お金がないときに現金化してしまいました。

 

私は7年間という月日を猛烈に社畜として働いてきて、昇進もしました。会社だけで言えば順風満帆です。しかし、自分は何も蓄えがないままなのです。もう30歳超えてるわけで家庭もあるわけで、もう少し資産や貯蓄について考える時間を増やすべきだと思いました。反省。稼ぎが増えたり、出世したりすることとお金が貯まることは全然違う話なんですね。マネーリテラシが欲しい。

 

最後に創作小噺。アリとキリギリスがいました。

アリは来る日も来る日も働きました。組織のために自分の時間を削って働きました。アリは働きが認められて、組織の中で少しだけ偉くなりました。組織からもらえるお金も少し多くなりました。

キリギリスは少しだけ働きました。余った時間で投資を勉強しました。無駄使いはせずに投資を続けました。

アリはキリギリスを見て言いました。「もっと働かないと偉くなれないよ」

キリギリスは言いました。「偉くなってどうするのさ?」

アリ「偉くなればもらえるお金が増えるよ。それにみんなにほめられる。」

キリギリス「ふーん」

数年後、アリの王様が組織を小さくすると言い出しました。

残念なことにアリは組織から放り出されてしまいました。

一方、キリギリスも同じときに仕事がなくなりました。

アリ「キリギリスくん、君はどうするんだい?」

キリギリス「僕は投資で生活するよ」

アリ「投資なんて。そんなもので生活費を稼げないでしょう?」

キリギリス「確かに最初はそうだったけど、ずっと続けてると少しずつ蓄えが大きくなってきてね。蓄えが新たな蓄えを生むんだ。」

アリ「そうか!僕も投資を始めるよ!すぐに教えてくれないかい?」

キリギリス「教えるのは構わないけど、蓄えを大きくするまでに時間がかかるよ」

アリ「僕には蓄えがない。吹けば飛ぶような地位と肩書しか持ってなかったんだ」

 

おしまい。

 

さて、久々にインデックスするか。

 

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド

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