エンジニアはどこへゆくのか ~電機メーカ開発者の悩めるブログ~

入社してからの日々。思ったこと、考えたことを書いていく。新卒から大手電機メーカで7年間勤めて、また大手電機メーカに転職した。

目の前で電車で倒れた人がいる。あなたはどうしますか? 現実に遭遇した話と対処法(SOSボタンを押せ)

最近、遭遇した話です。

朝の通勤時で満員電車に乗っていました。密着する程度の込み具合。

あと少しで駅に着くというところで、「大丈夫ですか?!」という声がしました。

よく見ると、ドア付近に立っていたおじさんが倒れたか、しゃがみこんでいるようです。周りの人は声をかける程度です。

 

私は様子を見ています。大丈夫かな?と思っています。

 

と、その次の瞬間、そのおじさんの近くにいた30歳くらいの男性がわりと大きめの、しっかりした声で「大丈夫ですか?!」と2,3回言いました。

そして、おじさんから返事がないことを確認すると、すぐさま電車についているSOSボタンを押しました。もう全く迷いなしに。

 

あと少しで駅につくというようなところでしたが、SOSが押されると電車は止まります。そして、車内放送で「SOSボタンが押されたため、停止します。」と連絡が来ます。

 

続いて、また車内放送で「SOSを押された方、どうされましたか?」と流れます。

すると、SOSボタンのしたにあるマイク(私はあること自体知らなかった)に向かって男性は、「男の人が1人倒れられたので、SOSを押しました。」と伝えます。

車内放送は「わかりました。駅の方で受け入れの準備をします。」と答えました。

1分程度してまた電車が動き出しました。この時点でおじさんは意識を取り戻したのか、立ち上がりました。しかし、まだうつろです。そこからすぐに電車がホームにつきました。駅にはJR職員とタンカが待っています。男性は「僕も一緒に降ります。」と言っておじさんに付き添って降り、JRの方にどういう状況で倒れたのか説明をしながら一緒に去っていきました。

 

去り際に「僕もJR職員なんです」と聞こえたので、訓練を受けていたのかもしれません。

 

しかし、私自身があの行動をとれたかというとどうでしょうか?

 

訓練を受けてないにしても、SOSボタンさえ押せば近い結果には持っていけます。

つまり、「SOSボタンを押せたか?」ということです。

 

朝の通勤電車で、あと少しで駅に着くというところで、SOSボタンを押す判断力・行動力。どうシミュレーションしても私にはなかったように思います。

 

転職してなんだか自分はいろいろできるような気になっていたところで遭遇した話です。私の人間力のようなものは、まだまだ大したことないと反省をしています。

仕事の進め方や境遇に悩んだときに読むべき本~西郷隆盛の遺訓集~

仕事でこんな進め方でいいのか、悩むことはあると思います。

自分も悩んでました。悩んだまま解決できずに、退職してしまいました。

 

悩んだまま悶々としていました。以下のような悩みです。

・あるポジションで結果を出した人に対して昇進させてポジションを変えるのは正しいのか

・自分の失敗をどう処理すべきか

・やる気も能力もない、うまく使えない部下への対処をどうすべきか

・自分以上に自分の仕事をうまくやる人がいる場合に役職を譲るべきか

 

有給消化中に読んだ本が、悩みを解決してくれました。

 

上記のような悩みに対して、こうあるべきだと諭してくれるのが下記の本です。

西郷隆盛が周囲の人に語った話をまとめたものです。

 

現代語訳して、現代っぽい口調に書き直してあります。

多少、ニュアンスや解釈に意訳が入ってる感じはするものの、エッセンスを読み取るにはこれで十分かな。

 

下記は原文らしい。原文で読みなおすほどの時間はなく、読んでない。 

西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文 (岩波文庫)

西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文 (岩波文庫)

 

 

西郷さんはとっても大きい人間で、自分の考え方は恥ずかしくなるくらい小さかったですね。

西郷さんが言うには天に向かって仕事をすべきであり、それができていなかったのがいろいろと自分の悩みにつながっていました。

自分の解釈ですが「天に向かって」仕事をする、ということを自分の言い方に直すと、

「誰に対しても同じことが言えるか」ということなのでしょう。

そういう意味では自分は、誰に対しても言えるような進め方ではなかったと思います。日々の仕事に権謀術数を持ち込んでしまっていました。西郷翁は、身内に対して権謀術数を使うなとも言っています。その通りでした。社内政治になってしまいますからね。

 

悩みを解決するためにコンサルの本なども読んでみましたが、いまいちピンときませんでした。しかし、この本を読んで、人生の指針にすべき本に出会えたような気がします。

 

余談です。西郷南洲翁遺訓は会社の人が話しているのを聞いて知りました。このときに、サイゴーナンシューオーイクン⇒西郷、南州を行く(西郷隆盛が和歌山あたりに入った話)かと思って探したものの、出てきませんでした。南洲は号でした。みんな知ってるのかな。

メーカにおける転職活動のやり方など覚書。エンジニアの転職の流れと注意など。

転職活動で感じたことを忘れる前に書いておきます。

誰かの役には立つかもしれない。

 

<流れ>

・転職サイト登録

とりあえず転職サイトに登録する。2~3のサイトに登録した。

あまり多くても見なくなる。細かい経歴は後回しでとにかく一歩を踏み出す。

・転職屋さんと話す

転職サイトに登録するといわゆる転職エージェントと呼ばれる人たちからメールや電話が来るようになる。2~3人くらいは話をしてみる。

大体、今までやってきた仕事内容とか、今後やりたい仕事、希望する年収とか。家庭の環境や転職したい理由など。ざっくばらんに話す。

話をすると転職屋さんと合う、合わないがわかる。この人わかってないなあとか話つうじないなあとか、頼りになりそうかも、とか。合わない人には任せない。合いそうな人には求人票を送ってもらう。

優先順位を聞かれる。このあたりで家族とも話しておいた方がよい。例えば、勤務地、年収、残業などの条件で何を重視するか、何が譲れない条件なのか。

尚、このタイミングくらいで履歴書や職務経歴書を書く。転職屋さんから詳しいアドバイスがある。書いたら添削などフィードバックもしてくれる。

・求人票を見る

転職屋さんからいろいろな求人が来る。なお、非公開のものもあるらしく、やっぱり転職屋さんは使った方がいいと思う。興味を持ったものや条件が合いそうなものをピックアップする。

・会社情報を調べる

転職屋さんに詳しい情報を聞く。あとはネットに上がった情報や知人に聞くなど。しかし、同じ会社の人には聞くべきではない。リアルな転職活動をしている話は退職交渉開始まで絶対に言わない。

Vorkersなどを見た。あまり見すぎるとナーバスになるため、転職の意思が削がれる。完璧な会社などないのだ。ネットの情報は参考程度に考える。

・応募する

具体的には転職屋さんに応募の意思を伝える。このタイミングで履歴書や職務経歴書を転職屋さん経由で志望の会社に出す。志望企業とは直接やり取りしない。転職屋さんにお任せする。もし内定をもらった場合、1週間以内に返事をするのが基本らしいため、複数の企業を同時にスタートした方がよい(負担は大きいが)。

・応答が来る

基本的には書類選考の結果が来る。大体、応募から1~2週間程度。この間に条件の確認があることもある。例えば細かい勤務地など。条件が合わない場合は応募を取り下げる。選考の結果、問題なければ面接または試験となる。

・試験

1次面接あたりで試験の受験を求められる。テストセンターか、WEBテストが多い。現地でテストもあった。テストセンターは予約が必要で、土日は予約取れにくいので早めに予約しましょう。

内容は就職活動でやったSPIではない。私が受けた企業はSCOAだった。SCOAは中学・高校でちゃんと勉強したかを問われるような問題が多い。ポイントは時間配分。1回目は時間配分をミスって半分程度(自分の感覚)しかできなかった。2回目は時間配分を考えて臨んで9割程度(これも自分の感覚)だった。得意な問題、時間のかからない問題から解くのが大事なので、どの問題から解くか先に決めておくとよい。

当たり前だが現職で忙しい中、テストを受けるのはしんどい。

 

自分が使ったのはこれ。1冊で十分だった。そんなに時間ないし。

 

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2020年度版】

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2020年度版】

 

 

 

 

・1次面接

いよいよ面接。1次面接は企業側から事業部や募集するポストの紹介がある(ことが多い)。その後に面接という流れで、就職活動のようなカチカチの面接ではない。お互いに条件があうかすり合わせる感じ。大体相手は技術系の人と、人事の人が一緒にいる。

時間は企業側の説明30分、面接30分程度か。

ただ、面接は面接なので、転職屋さんから企業ごとの傾向と対策を教えてもらい、考えておく。なお、聞かれた質問は下記のようなものだった。職務経歴書や自己紹介から質問される。内容は1次も最終も変わらないのでまとめて書く。必ず聞かれたのは「※」マークつき。

※・簡単に入社から今までの経歴を説明する(1~2分程度)    

※・転職の動機は?←深堀される。ネガティブな動機は言わない方がいいらしい。

・現職で起きたトラブルと、そのときどのように対応したか?

※・現職の役職は?業務内容は?←自己紹介や履歴書、職務経歴書を基に深堀り。

・現職の悩みは?

※・次の仕事で何ができそうか?←企業側から説明を受けた後で。

・残業は平気か?健康状態に不安はないか?

・出張は多いが大丈夫か?海外は平気か?海外で働いた経験はあるか?

・今の自分の技術で得意なことは何か?

・転勤になる可能性もあるが、それは承知しているか?

※・入社はいつから可能か?

※・現在の年収は?希望する年収は?

※・転職の応募企業は?選考状況は?

自分は開発でやってきたことや工場に出張して製品を立ち上げた経験などを話した。

嘘はつかず、聞かれたことに正しく、真摯に答えたつもり。

 

・最終面接

中途採用は大体2回目の面接が最終となるようだ。

相手は役員or部長クラス(だと思う)。人事と技術系の人。内容は1次と変わらず。興味を持った部分を深く聞かれる。当たり前だが、面接は平日なので現職は休みを取る。複数社選考を受けていると大変なことになる。転職屋さんに2社の面接をまとめてもらうなど調整してもらった。ここはぜひ動いてもらうべき。

 

・結果通知

問題なければ結果はすぐに教えてくれる。基本は転職屋さん経由。メールで条件をもらい、受けるかどうか考える。待ってもらえるのは大体1週間が目安らしい。

 

・回答

条件を確認して、転職屋さん経由で回答する。自分は面接のときに話した条件を少し追加してメールに追記してもらった。正式な書面で内定通知が来るのを待つ。これをもらえば正式に内定をゲットした状態。この後は企業の人事部の人と直接やり取りする。

 

・退職交渉

転職活動はまだ終わらない。むしろここからが神経を使う。

現職の会社に退職する旨を伝える。直属の上司に1対1で話した。

職場に対する不満を理由にしない(転職するほどの不満はなかったし)。

上司から人事に話が行く。今度は人事と面談。このあたりでもつれると大変そう。自分は割とスムーズだった。人事から退職の手続きや書類を渡されるので対応した。人事の偉い人が承認して正式に退職が決まった。

尚、引き継ぎもあって有給休暇は全部使いきれなかった。権利といえば権利なんだが、退職するから後は知らないっていうのもお世話になってきた人達に申し訳ないし。

 

・やめるまで

退職金や財形、持ち株会の手続きや仕事の引き継ぎなどバタバタする。

ちなみに退職金を現金で今受け取るとこれっぽっちかと思った。だから、確定拠出年金は引き継ぎます。そして退職金制度が複雑だった。

だんだんと関係部門などにも退職がオープンになるため、挨拶や引き継ぎをしていく。社名は言わなかった。競合ではないが言うことのメリットは少ない気がした。もう自分は転職するしか道はないのだから。

現職に対するモチベーションを維持するのが難しいから早いとこ引き継ぎを済ませていなくなった方が現職にとってもよいと思う。

 

ちなみに、住民税を最終月にまとめて引かれてえげつなかった。

 

・入社まで

入社までの間に離職期間は設けなかった。いろいろと制度的に複雑になりそうなのと、収入ない期間があると痛いので。次の会社に対してもいろいろと準備がいる。健康診断や引っ越しなど。あと有給休暇をとるならば平日休みにできることをやっておくべき。

 

そんな感じで転職します。

仕事しながら転職活動は正直しんどいです。自分は活動始めて内定もらうまで2か月くらいだったから気力体力ともになんとかなったけど、長引くとつらいですね。新卒採用と被ると長引くとかもあるらしいので、時期は大事かもしれません。

そして、転職は条件が合う、合わないが大きいと感じました。自分は何ができて、それが次の会社で役に立つか、という点が大事だと思います。また、せっかくの機会なのでいろいろな企業や業界の情報を収集するといいですね。社会人経験もあるので、就職活動と違って目線で見れて単純に面白いです。

他には、転職屋さんを活用するとよいです。自分も以前に個人で応募したことはありましたが、あっさり落ちましたし。

 

最後に、転職がしやすくなることは、世の中にとって良いことだと思っています。

 

 

↓転職について考えたときに参考になった本。視野が広がるし、いろんな転職の話はおもしろい。あとがきの最後の文は名言だと思う。

 

僕はこうやって11回転職に成功した

僕はこうやって11回転職に成功した

 

 

サラリーマンの貯金額。同期と貯金の話になって その差に愕然とした。アリとキリギリスの小噺を添えて。

現職を辞めるということで、現職の同期と飲みました。

そこで貯金の話になりました。格差に衝撃でした。

 

私は貯蓄がン十万くらいしかないです。7年間働いてそれはどうなんだとも思いますが。一方、同期は普通にン百万とかありました。これはある程度しっかりした人ならば普通のことかもしれません。ただ中には4桁万円とか言う方もいて。

 

びっくりしました。なぜそんなに貯められたか聞いた話と、勝手な推測を合わせた上で自分と比較してみます。(推測なので間違ってたらごめんなさい)

 

<同期>

・部署は残業なし。

・独身。インドア。

・入社時の住居のまま引越せず。

・車なし

・たぶん昇進してないと推測。

奨学金返済はたぶんない。

・帰宅後は時間があるので株やビットコイン等投資を行う。

 

<自分>

・部署は残業あり。年間500時間以上やったこともある。

・既婚。子ども3人。

・引っ越しは家族の増加などあり、入社時の住居から追加で2回実施。

・車2台目。

・わりと早めに昇進した。

奨学金返済あり。

・帰宅後は疲れてぐったり、最低限家庭のことをやる。投資せず。

 

さて、ここで会社からの収入を考えてみると、明らかに私の方が多いです。残業の分が全然違うし、昇進した分、給与も高い。もらってきた金額は全然違います。

とはいえ、使ってる金額も全然違いますね。車は最初400万もする外車だったし(途中で中古に乗り換えた)、引っ越しは1回でン十万なくなりますからね。さらに子ども3人の出産は遠方の実家に里帰りだったので、移動の交通費もかなりかかってます。投資も少しだけしてたことはあるけども、お金がないときに現金化してしまいました。

 

私は7年間という月日を猛烈に社畜として働いてきて、昇進もしました。会社だけで言えば順風満帆です。しかし、自分は何も蓄えがないままなのです。もう30歳超えてるわけで家庭もあるわけで、もう少し資産や貯蓄について考える時間を増やすべきだと思いました。反省。稼ぎが増えたり、出世したりすることとお金が貯まることは全然違う話なんですね。マネーリテラシが欲しい。

 

最後に創作小噺。アリとキリギリスがいました。

アリは来る日も来る日も働きました。組織のために自分の時間を削って働きました。アリは働きが認められて、組織の中で少しだけ偉くなりました。組織からもらえるお金も少し多くなりました。

キリギリスは少しだけ働きました。余った時間で投資を勉強しました。無駄使いはせずに投資を続けました。

アリはキリギリスを見て言いました。「もっと働かないと偉くなれないよ」

キリギリスは言いました。「偉くなってどうするのさ?」

アリ「偉くなればもらえるお金が増えるよ。それにみんなにほめられる。」

キリギリス「ふーん」

数年後、アリの王様が組織を小さくすると言い出しました。

残念なことにアリは組織から放り出されてしまいました。

一方、キリギリスも同じときに仕事がなくなりました。

アリ「キリギリスくん、君はどうするんだい?」

キリギリス「僕は投資で生活するよ」

アリ「投資なんて。そんなもので生活費を稼げないでしょう?」

キリギリス「確かに最初はそうだったけど、ずっと続けてると少しずつ蓄えが大きくなってきてね。蓄えが新たな蓄えを生むんだ。」

アリ「そうか!僕も投資を始めるよ!すぐに教えてくれないかい?」

キリギリス「教えるのは構わないけど、蓄えを大きくするまでに時間がかかるよ」

アリ「僕には蓄えがない。吹けば飛ぶような地位と肩書しか持ってなかったんだ」

 

おしまい。

 

さて、久々にインデックスするか。

 

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド

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